2024.08.02日々のこと
以前のブログ11月12日にご紹介させて頂きましたサンプル仕様の
壁が仕上がりました。
万里の長城の壁などにも施されている古くからある手法で
版築壁のイメージでこの度施工をさせて頂きました。
版築壁とは全く手法は違いますが、
強度の面や施工費も考慮しながらも
腕のいい左官仕事で素敵な壁が完成しました。
まず層にしたい部分に鉛筆で線を引き
その線に沿って今度はテープを貼って行くのですが、
その線をどんな風に入れるかがとっても大事なのです。
層の境目になる線なので繊細にかつ大胆に・・・
最初に入れた鉛筆描きなど関係ないとばかりに
実際のテープ貼りでは大胆に層の境目が決まって行きました。
素朴な土壁の雰囲気を出す為に
左官さんには小石を沢山入れてもらったのですが、
そこはその腕を信頼してお任せしている左官さん
そのバランスも絶妙で流石の仕上がりとなりました。
壁の前後には石や植栽を入れる事によって
更にお互いを弾き立て合う効果が・・・。
水鉢も設置させて頂きいい雰囲気になりました。
施主でいらっしゃるこちらの奥様は
季節ごとの暮らしをとても大切に楽しまれておられ
ご自宅にはいつもさりげなくやさしい草花を
素敵な花器に生けておられます。
そんな事もありお庭には山の木や
自然に馴染む野の草花を沢山入れさせて頂きました。
壁もお庭もとてもお気に召して頂け
嬉しく思っております。
お庭がある暮らしを日々お楽しみ頂けたら
これ以上嬉しい事はありません。
ご依頼本当にありがとうございました。
Saita