ご夫婦でイギリスのコッツウォルズ地方に訪れた時から
家を新築するならその地方の家の様な雰囲気にしたい。とずっと思われていたとのことでした。
そしてお庭を作る時には外構部分に少しでもいいからコッツウォルズの石を使いたいと言う
ご希望があり、ご相談を頂きました。
間口が広い道路に面した境界にはウッドフェンスを設置し、
柱のてっぺん部分には球型の飾りキャップを取り付け、
雰囲気をよりその村のイメージに近づけました。
距離があるウッドフェンスの足元にはラベンダーやユーフォルビアを植え
ラベンダーの花の季節の圧巻の景色を道行く人にもお楽しみ頂けたらと言う思いでした。
その施主様念願のコッツウォルズの石は是非門壁として
使って差し上げたいと思いお作りしました。
石を1枚ずつコバ積みにし、素朴で美しいその村の象徴でもある
ハチミツ色の石の壁が完成しました。
古枕木と合わせると又味わい深く素朴で温かな印象に。
表札やポスト、表札に至るまでそのイメージに近づけられる様お選びしました。
そしてお庭の至るところに宿根草などのやさしい草花を植え込み
門の扉を開け、お玄関へ導く小道には実際にヨーロッパの石畳に使われていた
アンティークの石を敷き、目地にもモルタルなどは敢えて施さず
自然にグランドカバーの下草が入り込み、緑の目地になる様にしました。
あくまでも素朴なハチミツ色のコッツウォルズ地方の村を意識して。
門扉に向かって右前に植えさせて頂いた丁度花が咲いているクレベラントセージは
涼やかな淡いパープルの花が咲き、とてもいい香りがするハーブです。
門を出入りされる時にふんわりとした香りを楽しむ事が出来たらと思いながら
ワクワク気分で植えさせて頂きました。
クレベラントセージ