シンプルな中にも深みのある、そとん壁のお住まい。
お家の顔となるお玄関には、香川県産の庵治石の石積みを配しました。
高さは80cmほどですが、エントランスに相応しい重厚感と、安心感を持たせました。
その後ろには、大きな山採れのアオダモや、低木のヤマツツジを入れながら高低差を付けました。
足元には自然石のかも石を景石とし、その周りにはハイゴケと砂苔の2種類の苔を入れながら、仕上げには小さな粒の川砂利を入れ、どの窓からも植栽を楽しめる坪庭を作らせていただきました。
続いては、家族だけが楽しむことのできるプライベートのお庭へ・・・
こちらのお宅は、ご主人さまも奥様もご自宅でお仕事をされており、
お客様がたくさん来られるとのこと・・・
プライベートな庭を確保するため、2mの杉板の打ち放しの壁を設け、
壁の向こう側とプライベートを間仕切るように設定し、壁の手前には大谷石を敷き、こちらではご家族で楽しくお食事やお茶を楽しんだり
家族だけの時間を過ごすための空間をつくらせていただきました。
こちらはの目隠し壁の杉板の打ち放しの仕上げにもこだわり、荒々しく隆々しい木目が出すぎないよう、型枠を作るところからこだわり、コンクリートの木目調でありながらも温かくて優しい、柔らかな雰囲気へともっていきました。
こちらが裏側の、お客様用出入口。
お出迎えするアプローチには、大磯の洗い出しを採用し、奥様が毎朝水打ちをしてお客様をお待ちしておられるようです。
入り口には自然石の水鉢を置き、優しい木立の植栽たちがお客様をお出迎えしてくれています。
こちらは和室の窓からの景色を作らせていただきました。
庵治石を立てらせたり、寝させたりしながら、障子のある和室の窓からのバランスを考えていきました。
低木のハクサンボクをメインに、ベニシダ、トクサ、センリョウやマンリョウを入れ、季節や行事ごとを楽しめるよう設定いたしました。